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    Title

    祇園祭―山鉾巡行の歴史と文化―

    Date

    2025.5.17(土) 〜 7.21(月・祝)

    会場: 2階総合展示室

     祇園祭は、蔓延する疫病を防ぐ目的で平安時代初期から催された御霊会に始まるとされます。もともと朝廷や貴族の祭祀として執り行われていた祇園祭は、時代の変遷と共にさまざまな要素が加えられるようになり、中世になると、祭りの担い手も貴族から経済力をつけてきた町衆へと移り変わってゆきました。そして、巨大な山鉾が次第に姿をあらわすようになり、町衆の経済力を背景に、華麗な山鉾が巡行する様相が祭りの中でも大きな位置を占めるようになってゆきました。
     祇園祭に登場する山鉾には、長大な鉾を中心に据えた巨大な鉾や、様々な意匠で故事来歴の場面などを再現した山など、さまざまな建造物があり、それぞれの山や鉾には、幕類や錺金具など美しく由緒もある懸装品が数多く用いられ、国内はもとより遠く中国やヨーロッパの美術工芸の粋が集結しています。都大路を悠然と進む山鉾の姿は動く美術館と呼ばれ、日本を代表する文化財に位置付けられているのです。
     今回の展示では、祇園祭における山鉾の歴史や文化について、江戸時代の古記録なども展示しながら、その魅力を総合的に紹介してゆきます。

    基本情報

    会期
    2025年5月17日(土)~7月21日(月・祝)
    休館日
    月曜日(ただし、7月21日は開館)
    会場
    京都文化博物館2階総合展示室
    開室時間
    10:00〜19:30(入場19:00まで)
    入場料
    一般500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下は無料
    ※(  )内は20名以上の団体料金
    ※2階総合展示室と3階フィルムシアターをご覧いただけます。
     (フィルムシアターは催事により別途料金が必要な場合があります。)
    主催
    京都府、京都文化博物館
    協力
    公益財団法人祇園祭山鉾連合会

    主な展示品

    出品目録ダウンロード

    左鶏鉾後懸 メダリオン中東連花葉文様 インド模織絨毯 17世紀後半 公益財団法人鶏鉾保存会 鶏鉾後懸 メダリオン中東連花葉文様 インド模織絨毯 17世紀後半 公益財団法人鶏鉾保存会
    放下鉾前懸 メダリオン中東連花葉文様 インド模織絨毯 17世紀後半 公益財団法人放下鉾保存会 放下鉾前懸 メダリオン中東連花葉文様 インド模織絨毯 17世紀後半 公益財団法人放下鉾保存会
    月鉾前懸 玉取獅子の図・斜め格子牡丹唐草額 中国近辺絨毯 18世紀前半 公益財団法人月鉾保存会 月鉾前懸 玉取獅子の図・斜め格子牡丹唐草額 中国近辺絨毯 18世紀前半 公益財団法人月鉾保存会
    月鉾鉾頭 銅製鍍金月形 文化8年(1811) 公益財団法人月鉾保存会 月鉾鉾頭 銅製鍍金月形 文化8年(1811) 公益財団法人月鉾保存会

    関連イベント

    学芸員によるギャラリートーク

    日時
    2025年5月23日(金)、6月13日(金)
    いずれも14:00~(30分程度)、展示室内で行います。
    参加費
    無料。ただし当日の入場者に限ります。

    「ガラスの丹後王国の世界」展と同時開催)

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